上の雪解け水が川下で濁流になるように、大人たちのわがままやさぼりや諦めがすべてか弱き者に行き着く様がつらく、同時に自分を省みた。俳優それぞれがすごくいい仕事をしていて、でもやっぱ田中裕子がすごかった。ひとつの表情、ひとつの言葉に、傲慢と悲…
この記事すごく響いたので、ふとしたときにまた読めるようにリンクを残す。私もずっと無関心な多数派だった。それが東京オリンピックを機に変わった。 www.asahi.com
お盆、今はもう会えない人たちと会えたような気持ちになる。
少し前に観た舞台で、無口な主人公の女の子がクライマックスの場面で、「あれも嫌い、これも嫌い」と一人抱えていた周囲への不満をどんどん吐露した最後に、「だけどこんな私が一番嫌い!」みたいなことを言って、がっくり萎えてしまった。 気持ちは理解でき…
久しぶりに『熱海殺人事件』を観た。池田純矢の木村伝兵衛が想像できず、どんな感じになるのか観たかったのだが、なんと体調不良で出なかった。池田伝兵衛が観れなかったのは残念だけど、代わりに出た荒井敦史伝兵衛はちゃんとよかった(もともとWキャストだ…
某舞台を観に行ったらおもしろかったのだけど、作・演出・出演の人が、感想をつぶやけだの、いいねだけじゃなくリツイートしろだの、そういうことをずっと言うのでうんざりしてしまった。お金払って観に行くだけじゃだめですか。 そういうところでなにかを測…
気付けばブログがほったらかしになっていた。仕事で余裕がない。とはいえテレビも演劇も観ている。恋もしていて、全然ほとんど会えないのだが、会えるととてもうれしい。あと、「もうすぐ会えるな」と思うとうれしい。ほんとにただそれだけなのですごくいい…
ファンというわけではないけれど、なんとなく気にしている俳優の一人に鈴木拡樹がいる。なんでこんなに人気があるのだろうとか、この人のお芝居ちょっと不思議だなとか、その、すぐに理解できない感じが気になっている。 先日、ミュージカル『SPY×FAMILY』を…
感動しいなのか、ときどき「くそ、こんなので泣くなんて」と思いながら泣きまくることがある。ストーリーはベタすぎても、演じている人にあざとさがないと、泣いてしまう傾向があるかな。 「こんなので泣くなんて」の奥にあるのは、「3回泣ける」とかそうい…
たまに人の悪意が自分に向くことがある。その悪意を向けてくる人はおじさんだったり同世代の女性だったりするのだけれど、いつも同じタイプの人で、なんというか、まあ、仲良くないたいとは思えない、「嫌ならかまわなければいいのに」というような相手では…
ブログを放置してしまっていたよ。 コロナ、減ったと思ったら増え、増えたと思ったら減るなあ。2020年の最初の頃は「少ししたら戻る」と思っていた。2か月、3か月と経ち、もし前と同じ世界になってもそれはもう「戻った」とは言わないと思った。2023年の今…
映画『THE FIRST SLAM DUNK』びっくりした。なんとなく観に行ったら度肝を抜かれて、興奮しすぎて鼻血が出るかと思った。あと何回か観たい。映画館で。 わたしはスラムダンク世代で、マニアではなく、単行本も持っておらず、毎週、弟が買うジャンプを楽しみ…
それにはまず男性の苦しさを学ばないと、かんたんに恨んでしまいそうになる。
以前ここに「もう二度と会うことはないだろうと思っていた」と書いた人とまた遭遇した。いつも忘れそうになると偶然遭遇して、こうやって引っ張り出される。その帰り道でくるりの『東京』が流れていて、「あ、こういうふうにも受け取れる曲なのか」となった…
かなりおもしろかった。変な空気が生まれては消えていく。 戯曲を買おうか迷ったけど、戯曲読んで面白いタイプの作品じゃないと思った。間が命だということや空気をつくるというのはどういうことかを理解できる作品。演劇を観た満足感があった。 行く前は、…
朝日新聞から日に何度か送られてくるメルマガ的なものを読んでいたら、「景気が悪い。不要な保険は解約すると月1~2万円浮く」というようなことが書いてあった。いやいや、と思う。ますます景気が悪くなるだろうときに、保険を解約させるなよ。さらになぜ…
エルピス、見てる。こんなに刺さるのはなんだ。自分が人間として弱いからこんな目に遭うのだと思っていたけれど、ドラマになるほどに多くの人がこんな思いをしているのか。だったらおかしいだろ、と思いながら見ている。 www.tokyo-np.co.jp
キンプリから3人一気に脱退するというニュースに驚いた。直前にMステに出ていたらしく、SNSを見るとファンはものすごくショックを受けていた。そりゃそうだ。 でもなー、なんだかなー。「信じていたのに」とまるで裏切り者のような言い草、グループを応援し…
なにげなくつけていたテレビで、コロッケがものまね番組を引退していた。最近、こういうことが多いな。わたしも年を取ったということか。コロッケのダイジェストを見ていて思ったのは、「やっぱすごかったんだな」ということだった。 コロッケは、若いものま…
感想を書きたいと思いつつ時間が経ってしまい、忘れる前にと焦って書いている。 www.tohostage.com 2020年に上演予定だったものが延期で実現したミュージカル。映画も有名なので、知っている人もまあまあ多いと思う。 ◎ジョン・トラヴォルタが出演した映画 h…
最後の藤原季節の涙が忘れられない。ああいう涙を、舞台上で観ることを想像したことがなかった。 takumitheater.jp 統合失調症の芸人の数年間を描いた作品。芸人の友達のような人たちから描く、うつりかわり。わたしも経験したことのあるような、うつりかわ…
松居監督がポルノ映画を撮ったと知って、すごく楽しみにしていた。 www.nikkatsu-romanporno.com 山崎ナオコーラの小説が原作とのことだけど、読まず、出演者も確認せず、いきなり観に行った。 松居監督の映画はいつも、独特の没入感のようなものがある。観…
この数年で人間関係をかなり清算した。いいのかなと思いながらも、わたしにとっては良いことだった。それでもなお、関わるのがしんどいなと思いながらも、関わっている人がいる。仕事の相手だし悪い人ではないけれど、機嫌や態度で人を動かそうとする。いい…
毎年、この季節になると考える。「24時間テレビ」の意義。マラソンの意義。わたしはないとは思っていない。募金も集まるし。 毎年少ししか見ていないので、もはや番組の趣旨がどこにあるのかわからないが、今年は、子供の頃の大人たちがおじいさんやおばあさ…
以前、付き合っていた男性に得意げに「冗談が通じない」と言われたが、彼は、自分の冗談がつまらなすぎて笑えないとは思いもよらないようだった。そういうところから、わたしのフェミニズムへの興味は広がっていった。ちょっとだけメモ。 金 (前略)泣き寝…
なんとなく買おう買おうと思いながら先延ばししていた室内用の植物。今日思い立って購入。室内で育てるのはベランダで育てるより手間がかかるから面倒だろうなと思ったけど、その面倒を引き受けようと思った。育てやすさも気にしたけど、結局はいい名前だっ…
すごく暑い日、もう二度と会うことはないだろうと思っていた人とスタバですれ違った。わたしが出ようとしたら、レジで注文していた。ああ、ぐうぜん。なんて久しぶりのぐうぜん。 昔はよく偶然会ったから、驚きというよりは、ちょっとしたなつかしさ。もう話…
久しぶりにはてダ(今やはてブ)がやりたくなって、アカウントをつくった。どっか行きたいような気持ちを書こうかな。