フェミニズム

以前、付き合っていた男性に得意げに「冗談が通じない」と言われたが、彼は、自分の冗談がつまらなすぎて笑えないとは思いもよらないようだった。そういうところから、わたしのフェミニズムへの興味は広がっていった。ちょっとだけメモ。

金 (前略)泣き寝入りしないためにはどうしたらいいのかが学問的に積み上げられてきたということがあって、いまの20代の女性たちがものすごく声をあげることができる。データなどをもって妥当な声をあげられるようになった。ただの主張ではなく。

そうなると、男性たちは、先ほどおっしゃったように、お母さんと向き合うのもちょっと、彼女と向き合うのもちょっとと思ったときに、どんどん肩身がせまくなった上に、女性たちが自己主張することを非常に強くプレッシャーだと思うようになってしまうと、保守的に返ってしまうところがあります。向き合って解決していく方向ではなく、保守で集まることで、この社会をなんとか維持したいという欲が出ているのかなと思います。

清田 なるほど……同質的な集団の中で「わかる、わかる」と共感し合う、みたいな。

金 いまはどのようなデータをもっても男性がこの現実を覆すことはできないわけです。そうなったときに、受け入れるという段階があるのですが、受け入れるよりは保守的な男性たちで集まって女性家族部をなくせばいい、女性と子どもたちを支援しなくていい、男はいま追いつめられているから自分たちを助ければいいといった議論が出てしまう。*1