愛する人や友達が勇気づけてくれるよ

たまに人の悪意が自分に向くことがある。その悪意を向けてくる人はおじさんだったり同世代の女性だったりするのだけれど、いつも同じタイプの人で、なんというか、まあ、仲良くないたいとは思えない、「嫌ならかまわなければいいのに」というような相手ではある。が、悪意を向けられる体験そのものはやっぱりダメージだったりする。でも、自分もなにか悪いんだろうなとか、気付かぬうちに人を苛立たせるようなところがあるんだろうとか、心の奥で思っていることがバレてるのかもしれないとか考えて、ある意味、すっかり諦めていた。それを友達に話したら、「それは違うと思う」とキッパリと言われてびっくりした。心理学系の本まで持ち出して、「ここにもこう書いてある。そう思うべきじゃない」と言う。自分が言った「自分にも悪いところがある」などはそっくりそのまま本の中に書いてある台詞で、なんてベタな思考回路をしていたのかとちょっと笑えたし、安心もした。

こういう話は、よほど追い詰められた状態でない限り、最初からはしない。ダラダラ話している先でしか出てこない。その「ダラダラ話す」ということがコロナ禍ではあまりできない。このときはZOOMで話していて、40分経つ度に「もう一回ね」を繰り返しているうちに出てきた話だった。励ましてくれてうれしかった。わたしはもう自分が悪いと考えずに生きていける。

タイトルは今井美樹の歌のフレーズ。今井美樹の曲はどうしても「布袋は不倫相手にこの歌詞を歌わせていたのか…」という感情と切り離せず、積極的には聴かないんだけど、この曲は好きです。布袋の曲じゃないし。