映画『カラオケ行こ!』

おもしろかった。

感想を検索するとBL的なあれなのかな。たしかに聡実くん、それで怒ってるのかなと思う瞬間はあったけど、そこは私はそこまでだった。とにかく綾野剛と齋藤潤くんの芝居がよすぎて、すごくいい時間になった。齋藤潤くん、どんだけ表情持ってるの。どこでそんなおもしろい表情知るの。最高だった。綾野剛もいい顔するし、この人の実力みたいなものを見せつけられた感もある。脇を固める方々もなんかとても良い存在感でした。なにも乗せず、真っ直ぐに演じていた感が心地いい。ヤクザたちはみんな歌おもしろいし、中学生たちも一人一人がちゃんと存在していた。あの後輩の子がかなりよくてえらい笑ってしまった。

あちこちで笑えるんだけど時々グッときて、終わった後もぐったりとか気持ち切り替える必要とかなくてすごくよかった。こういうエンタメは貴重。

ただKADOKAWAがもともと嫌いなのだが、最近、暇〇〇の本を出すと知り、もう絶対にこの会社の表現物に触れたくないと思っていたところだったので、最初にバーンと会社名が出てショックは受けた。知らなかったんだよ。調べればよかった。まじKADOKAWAつぶれてくんないかな。つぶれたとてって話だが、ここはもう出版社じゃない。なんの矜持もない。