ダサいやつはなめられる

ここしばらくニュースや新聞で「国力の低下」という言葉をよく聞く。主にはGDPが下がっていることと結び付けられて出てくるのだが、ほんとにそれだけか?と思う。

日本はダサいから世界でなめられてるんじゃないか。それで相対的にこういうことになっているんじゃないか。

個人的には、東京オリンピックにまつわること、それは開会式のひどさであったり、ザハへの失礼すぎる態度であったりが、一つの転機だったんじゃないだろうかと考えている。日本のダサさをこれでもかと世界に発信した。

国内で見れば、とにかく政治がダサい。その姿を見た若い人たちが「こんなもんでいいんだな」と思い、そういう感じが全体に広がっている気がする。商品のクオリティや、化粧品カウンターでの接客、レストランでの料理の味、街を歩く人のモラルやマナー、テレビ番組のクオリティ、メーカーの矜持。いろんなものの「普通」や、「普通の人」のレベルがすごいスピードで下がっていると感じる。取り繕う気も感じられず、全部が「低いほう」に合っていき、その低さもどんどん下がっているような状況だと思う。

岸田首相はかなり批判されているが、このダサさの根本は安部が貯めに貯めたものなので、腐り切った膿を露呈して、出しに出している岸田首相はけっこうありがたい存在ではないかとも思っている。